りょくかじだい 緑夏時代

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<<   作成日時 : 2008/02/15 15:58   >>

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ネットカフェ難民と呼称される人種が存在するが、「難民」とは「戦争や災害で流浪する人民」のことで彼らはその定義に該当しない。

次郎は不動産屋の店先で物件を検索していたが、最安価でも「月に3万円でトイレ共用、風呂なし」だった。ということは家賃が1000円/日に銭湯500円を支払うのなら、シャワー付のインターネットカフェで飢えと渇きを凌いだ方が清掃しなくて済む分だけましだと考えた。
生活が不安定だとの批判もあるが、好意的には「流動性が高い」と表現できる。倉庫街へ行き、贅沢な条件を要求しなければ運搬助手の仕事にありつくことは困難ではない。物流が国際化しているので中東や南米の仕事も珍しくは無い。そうなると「自宅」は却って足手まといになる。少年時代の思い出は実家の物置に収納して、定住は老後の夢に託した。明日になれば仕事のある場所へ移動しよう。これでは餌の生えている草原へ羊を連行して移動するジプシーみたいだな。そうだネットカフェ難民なんて辞退して平成ジプシーを主張しよう。

この文章はフィクションです。

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